学会発表を行いました

今回のフィールドレビューは、瀬尾がお送り致します。テーマは、先日初めて行った学会発表について。

日増しに寒くなっていく中で、みなさんはいかがお過ごしでしょうか。私は、博士課程1年目のこの夏から秋にかけて慣れない活動をしてきたせいか、いま少しだけ風邪を引いております。体調管理に気をつけたい今日この頃です。

さて、この半年の間に何をやってきたかというと、研究会のリサーチ・アシスタントや某研究所でのアルバイト、ドキュメンタリー番組の制作など、色々な仕事に関わらせて頂きました。どれも今後の研究活動につながる貴重な経験だったと思います。

なかでも、博士課程に入っていちばん緊張した初めての経験といえば、やはり学会に本格的に参加し、研究発表をしたことでした。修士課程の時には学会に参加するといってもただ他の人の発表を聞く側にいればよかったのですが、博士課程になると自分が発表する側にもまわることになります。今回は、丹羽研究室から鈴木さんと私がそれぞれ発表の機会を頂き、日本マス・コミュニケーション学会秋季研究発表会で学会デビューをすることになりました。

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今回の会場は東洋大学の白山校舎ということで、いつも通っている東京大学本郷キャンパスの近くで開催されました(近くということで油断して、写真を撮り忘れました)。東洋大学には4つのキャンパスがあり、白山はその中のメインの都市型キャンパスとして位置付けられているそうで、高層集約化された建物の大きさがとても印象的でした。

会場の中が結構広かったので、どのような方がいらっしゃっていたのか全体を把握することはできなかったのですが、これまでの研究活動の中で知り合った方々のお顔を多少お見かけすることができました。知人がいると思うと、初めての発表も心強かったです。

この学会で、私は修士論文の一部を発表させて頂きました。発表の持ち時間が20分、質疑応答が10分の時間の中で、どれだけ研究のことを説明し、その重要性をアピールすることができたのか…正直に言って、映像の上映などにかなり手間取ってしまって、準備不足だった感は否めません。でも、会場から重要なご指摘や質問を頂くことができ、自分自身にとっては非常に有意義な場にすることができました。

学会は、午後にはワークショップ形式の発表に移ります。私は映像のアーカイブに関するテーマの議論に参加させて頂きましたが、自分の研究にも関連することなので内容は非常に興味深かったですし、学会の大先輩の方々の議論の作り方や質問への返答の仕方など、学ぶことが多分にありました。他のテーマにも好奇心をそそられるものが多々あったので、次の機会には自分の研究テーマの外側にも足を踏み入れてみたいと思いました。

まだまだ慣れない学会ですが、自分の研究活動をさらに発展させる場として今後も活用していけたらと思います。みなさんもご興味があれば、各学会のホームページをご覧になってみて下さい。研究発表会などには一般からの参加も可能だと思います。以上、初めての学会レポートでした。