宮城メディア調査の報告(第2日目)

2日目は気仙沼に向かいました。気仙沼市は宮城県の最北部に位置し、岩手県と隣接しています。この岩手県南部から宮城県北部の三陸エリアが、東日本大震災で甚大な被害を受けていることは報道からわかっていましたが、現地の瓦礫のやまを目の前にして、私たちはただ立ち尽くすことしかできませんでした。

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ここでは、「JNN三陸臨時支局」と「気仙沼災害FM」の方々をインタビューさせて頂きました。

JNN三陸臨時支局は、最前線で被災者とともに暮らしながら全国に現実を伝えるために、TBSテレビを中心としたJNN加盟各局の共同運営の支局として、被災地に初めて開設されました。加盟局の共同運営だからこそ、各局から意欲のあるスタッフが入れ代り立ち代りしながら、さまざまな視点で気仙沼を伝えているそうです。前例のないこの組織形態によって、全国にどんな情報が伝えられてきたのか、非常に気になるところです。

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東日本大震災から12日後に気仙沼市内に情報を発信するため、とある無線機屋さんが立ち上げた気仙沼災害FMは、住宅地の中にある事務所の半分を放送の拠点としていました。この気仙沼災害FMを含めて、今回の調査では臨時災害FM合計3局を訪問させて頂きました。しかし、どのFM局も被災地内の局同士の繋がりがない状態で、この6ヶ月間放送を続けていたようです。今回の調査でいろんなお話を聞かせて頂いて、被災地のメディアをとりまく状況の危うさを少なからず感じたように思います。

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JNN三陸臨時支局と気仙沼災害FMのみなさん、取材させて頂きありがとうございました。

JNN三陸臨時支局公式サイト   http://news.tbs.co.jp/newsi_sp/sanriku/