日韓台シンポジウムに行ってきました!

今回のフィールドレビューは、修士課程の柳が担当します。11月21日〜23日にかけて韓国・ソウルで開催された日韓台シンポジウムに行ってきました!

日韓台シンポジウムは東京大学の情報学環・学際情報学府と韓国・ソウル大学の言論情報学科、台湾・国立政治大学のコミュニケーション学科が3大学による交流を展開するために毎年秋に開催しています。(詳しくはこちら http://www.iii.u-tokyo.ac.jp/about/inter/ut-snu-nccu-sympo

今年は”News, Information and Media in the Post-Truth Era”というテーマのもとソウル大学で開催され、3大学から教員・大学院生の約30人が集まってご自身の研究テーマや実績について発表・議論しました。最初は修士1年の私が参加して大丈夫かな?という不安も大きかったですが、今回参加したことで今後の研究生活にすごくいい刺激になったので、むしろ修士1年のうちに参加できてよかったと思います!

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最初にこのシンポジウムに参加したのは韓国に行きたい!と学校の外に出てみたい!という軽い気持ちがきっかけでした。が、Abstractも提出しなければならないし、みんなの前で英語発表しないといけないということを知り、発表当日までずっと緊張した状態が続きました…。また自分の研究をゼミ以外の方の前でちゃんと発表する初めての場だったのでうまく伝わるかどうか、言えるかどうかがずっと心配でした。

という私みたいな学生のために、学際情報学府ではシンポジウム参加者向けに英語のプレゼンテーションを準備できる授業を開講しているのでそれを取りながら、1人だったら絶対やってなかっただろうという準備も着々と進みました。この授業は毎週英語の課題があったのでその当時は辛かったですが、今振り返ってみると本当に助けてもらったと思います…感謝感謝。

シンポジウムの話に戻りまして、韓国、台湾の学界ではどのような研究が行われているのか、どのような観点で研究を進めているのかの最新動向などを知ることができてとっても貴重な時間になっただけではなく、普段交流が少ない学際情報学府内の他のコースや研究室の方との交流も深まって、これから修論に向けて自分の研究を振り返るのにいい機会になりました。「この現象をこう見る視点もあるんだなぁ…」、「みんな英語ペラペラで私ももっと頑張らないと…」など色んなことを心の底から感じることができました。

特に台湾の先生が日本占領期・台湾における新聞広告を記号論的に分析した発表は非常に面白く、私にとってもすごく勉強になりました。また、私の発表に対するアドバイスやご指摘もなんだか新鮮で、自分には見えなかった部分が新たに見えたような気がして本当に助かりました。(余談ですが、白戸家を全く知らない方に白戸家を見せたらどんな反応なのか、そもそもこれが家族ということは理解してもらえるのかなど悩み沢山でしたが、なんとか無事に伝えることができて安堵しました。(笑))このシンポジウムに参加したことをきっかけに、多様な分野の方と繋がり、楽しい交流ができるようになったことが何より大きいと思います。

これからは自分の研究ももっと磨いて、英語ももっと勉強して、いつかまた国際学会やシンポジウムに参加したいと思います。今後学際情報学府への進学を考えている方がいらっしゃれば、ぜひこのシンポジウムにも参加してみてはいかがでしょうか!(来年は東京で開かれるそうです!)