今回のフィールドレビューは修士課程の大澤が担当します。神田駅近くにあるSFバー・神田fluxはSF映画グッズが所狭しと並ぶ不思議な空間。
こちらでとあるイベント「CINEMA WARS/ガチで映画ジャッジ!!」が開催されたのは先々月のこと。映画コメンテーター、若手監督、映画好きのお笑い芸人の話を直接聴こうとコアなファンでひしめき合っていました。近日公開予定の映画の予告編を観ながら、オススメのポイントや公の場では口にできないような裏話が披露されました。
ツイッターやFacebook上での告知で集まりながら、20数名だけのために情報を提供するというこの不可思議さ。「広く浅い」手段を通じて、「狭く深い」特別な情報のために時間やお金を費やすひとがいます。人が情報を求めるとき。無料ではなくそれに対価を払うとき。情報以外の何か付随する価値を求める。それは一体何なのでしょうか。
映画についての話以上に、そのことと驚くとともに、メディアを取り巻く環境の未来についてほんの少し再考させられるイベントでした。（掲載写真は利用許可を頂いています）