インバウンドと観光

修士論文の締め切りまで50日を切りました。修士2年の大澤です。

さて、丹羽研ではワークショップ「1964年東京五輪と建築」が次週開催されます。今回はオリンピックに多少なりとも関連する、インバウンドと観光メディアについて触れたいと思います。

2020年のオリンピックまではあと1706日となりました。連日、インバウンド観光に伴う政府の数値目標やビジネスチャンス、問題点などの報道が紙面をにぎわせていますが、観光庁の調査によると、海外からの観光客が旅行出発前に利用する情報源のトップは「個人のブログ」でした。また、日本に滞在中の情報源の1位はスマートフォン、2位がPCとなり、昔ながらの紙媒体によるものや観光案内所よりも大きなウェイトを占める結果となりました。

こうした状況をうけて、海外客向けのウェブサイトの多様化、特に、スマートフォンで見易いサイトデザインやコンテンツの充実が重視される時代となっているようです。

というのも先日、訪日外国人観光客向けのウェブマガジンの一つであるMATCHAの取材に同行する機会があり、その際に話を聞くことができました。

(MATCHA: http://mcha.jp)

海外から見た日本、海外のひとが興味を抱きそうな切り口での記事作り、日本語から9ヶ国語への翻訳、テレビ番組や動画サイトなど他の媒体とのコラボレーション企画など、インバウンドとメディアの、切っても切り離せない関係性を垣間見ることができました。今後東京オリンピック開幕まで、両者の動向に注意したいと考えています。