東大に池上彰がやって来た!

今回のフィールドレビューは修士1年の今枝が執筆致します。池上彰さんがコーディネーターを務めるシンポジウムに行って来ました!

テレビ朝日と朝日新聞社が主催の「第6回メディアフォーラム」というものです。今年の4月22日(土)に池上彰さんら数多くのゲストを東京大学伊藤謝恩ホールに迎え、「情報をどう受け止め、発信するか」というテーマで討論が行われました。

・コーディネーター:池上彰(ジャーナリスト)
・司会:下平さやか(テレビ朝日アナウンサー)
・登壇者:荻上チキ(評論家)
    萱野稔人(哲学者・津田塾大学教授)
    中村史郎(朝日新聞社ゼネラルエディター)
    小木哲朗(テレビ朝日報道局AbemaNews担当局長)

フェイクニュースが大量に出回るようになり、「ポスト・トゥルース」の時代とさえ言われるようになった現代において、メディアはどうあるべきか、私たち受信者はどう情報を受け止めるべきか、ということについて熱い議論が交わされました。

SNSが普及した現代では、マスメディアだけでなく私たちも情報の発信者になることが少なくありません。こんな時代だからこそ情報の「受け止め」と「発信」両方の意義について深く考えなければならないと改めて実感しました。

登壇者の方々の議論のレベルが高かったのは勿論ですが、そのこと以上にコーディネーターの池上さんや司会の下平さんがその場で議論を上手く総括し、まとめあげていたことに驚愕しました。池上さんの知見の広さ・深さがなければ到底できない離れ技だと思いました。

ホールを見渡すと、中高生から年配の方まで幅広い年代の人たちが来ていることに気づきました。今回のテーマが世代を超えて関心を持たれているものだということを改めて実感できました。メディアの意義について考えさせられる大変貴重な機会となりました。