「放送の仕事を志すなら、少なくともこの番組は観ておいてほしい」。そんなお薦め番組のリストを作れないだろうかーー。そうした思いを形にした小冊子『TBSドキュメンタリー名作選』が出来上がりました。
「カメラルポルタージュ」(1962-69)、「現代の主役」(1966-67)、「マスコミQ」(1967-69)、「テレビルポルタージュ」(1972-78)、「土曜どきゅめんと」(1978-80)、「報道特集」(1980-)、「そこが知りたい」(1982-97)、「報道の魂」(2003-17)、「ザ・フォーカス」(2017-21)…。
TBSが保有するこれらのドキュメンタリー番組の中から、これからの放送界を担うジャーナリストやクリエイターにぜひ観てほしい132本の名作・話題作を選び出しました。各番組ページには、放送日、番組内容、スタッフ、受賞歴などが詳しく掲載されています。
また番組制作の舞台裏や当時のドキュメンタリーをめぐる状況を知ることができる証言として、制作者・関係者へのインタビューも収録しました。60年代から80年代を中心に12名の先達たちの貴重なインタビューを読むことができます。
TBSグループユニバーシティと東京大学大学院情報学環丹羽美之研究室は、2019年3月から2024年3月まで、放送人の学びを支援するための授業プログラムや教材の開発を目的とした共同研究を実施しました。
5年間の活動を通して、モデル授業やデジタル・アーカイブの開発など、TBSが保有する貴重な番組アーカイブを放送人の新たな学びに活用する方法を探りました。本冊子はその研究成果のひとつです。
『TBSドキュメンタリー名作選 TBS×東大 テレビの学校』
編集・発行:東京大学丹羽美之研究室/TBS Group University
2024年1月6日、200ページ、非売品