東京で山形映画祭を体験しよう!

こんにちは。出産&育児による2年間の休学を経て舞い戻ってきた、博士課程の森田です。子育てモードの日々から研究モードとの両立へ、まだまだ心身ともにウォーミングアップ中ですが、今回はそんな私が楽しみにしている上映イベントを紹介したいと思います。

ドキュメンタリー映像分野を専門としている私にとって、2年に一度の山形国際ドキュメンタリー映画祭はとても重要な存在です。そもそもドキュメンタリーに惹かれるきっかけの一つとなったのが、約20年前にこの刺激的な映画祭に参加したことであり、それ以来どんな環境にあっても毎回欠かさずに参加してきました(2019年には特集プログラムのコーディネーターも担当しています)。

が、昨年は0歳だった子どもが風邪をひいてしまい、その習慣を諦めざるを得ませんでした。コロナ禍を経て4年ぶりとなった現地開催に駆けつけられなかったことは痛恨の極みでしたが、こればかりはどうしようもありません。そんな中で救いとなるのが、映画祭の翌年に東京でその作品群を上映する企画「ドキュメンタリー・ドリーム・ショー」があることです。今年もまもなく10/19(土)から11/20(水)まで、1ヶ月間にわたって新宿と御茶ノ水の2会場で開催されます。

現地のワクワクした雰囲気までは味わえないとしても、去年のコンペティション部門の全作品に加え、特集プログラムで話題となった作品もスクリーンで体験することができるのはとても貴重な機会です。さらに今年は、東京上映オリジナルの企画として「パレスティナ その土地と歩む」という特集も実施されます。ガザを中心とする非人道的な戦争が続く中、これまでの山形映画祭で紹介されてきた豊かなパレスティナ作品群を見直すことで、気づかされることは非常に多いのではないかと思います。

というわけで、この上映企画には育児・研究・仕事・家事の合間を縫ってなんとか通うべし!と目下スケジュール帳とにらめっこしているところです(もちろん、博論の執筆も忘れてはいませんよ!!!)。皆さんもぜひ、気になる作品を見つけて足を運んでみてください。

公式サイトはこちら→ https://cinematrix.jp/dds2024/