記録映画のアーカイブを活用して、映像を用いた多様な研究・教育の可能性を再発見する連続ワークショップ(研究上映会)。第6回目は、アマチュアが記録したフィルムの保存と活用について考えます。
「アマチュア」と「記録」――。両者はいつの時代も密接に結びつき、個人や家族のささやかな日常、地域の暮らしや風景を記録し続けてきました。いまも全国の図書館・博物館などの公共施設、さらには家庭の倉庫や押入れには、数多くのアマチュア・フィルムが眠っています。
今回は、こうしたアマチュア・フィルムのひとつとして、昭和15年の東京・牛込区(現在の新宿区)を記録した映画を上映します。この映画は、記録映画保存センターの調査により、新宿区の教育センターから最近発見されました。
アマチュアの記録が持つ意義とは何か。ホームムービーなど、近年注目を浴びつつあるコミュニティアーカイブの研究と実践をしている松本篤さんのお話を伺いながら、アマチュア・フィルムをどのように保存し、活用していくのかを考えます。
記録映画アーカイブ・プロジェクト 第6回ミニワークショップ
「アマチュア・フィルムの保存と活用」のお知らせ
日時:2016年5月13日(金)18:00-20:30(開場は17:30)
定員:80名(当日先着順。定員になり次第、締め切り)
*参加無料・申込み不要。満席となった場合、ご入場できないことがありますのでご了承ください。
上映:『昭和15年の牛込 新宿内の街と小学校行事の様子』
(16ミリフィルム、モノクロ、サイレント、35分)その他
*当日はデジタル化したものを上映します。
お話:松本篤(東京大学大学院学際情報学府/NPO法人remo)
主催:記録映画アーカイブ・プロジェクト(東京大学情報学環丹羽美之研究室)
お問い合わせ:記録映画保存センター(運営窓口)
Tel: 03-3222-4249
Email: center_otoiawase@kirokueiga-hozon.jp