これまで4年間、12回にわたり開催してきた記録映画アーカイブ・プロジェクトのワークショップは好評裏に終了しましたが、装いも新たに小規模のワークショップ(研究上映会)を再開します。
第1回目となる今回は「記録映画とテレビ」を特集します。テレビの創世期には、多くの映画人がテレビの制作に携わりました。記録映画の監督たちも数多くの作品を手がけました。
今回の特集では、その中から、東京12チャンネルで放送された少年向け科学ドラマ「ハローCQ」(羽仁進監督)、朝日放送の「わが輩はニッポン人ー十七条憲法は何語か?」(時枝俊江監督)を上映します。
ゲストには、「ハローCQ」を制作した羽仁進監督をお招きし、映画界とテレビ界の交流や、当時のテレビ番組の制作について、お話を伺います。
記録映画アーカイブ・プロジェクト 第1回ミニ・ワークショップ
日時:2014年9月26日(金)18:00-20:00(開場は17:30)
場所:東京大学本郷キャンパス 工学部2号館9階92B教室
http://media-journalism.org/access
定員:80名(当日先着順。定員になり次第、締め切り)
備考:参加無料・申込み不要。
*満席となった場合、ご入場できないことがありますことをご了承ください。
主催:東京大学大学院情報学環記録映画アーカイブ・プロジェクト
記録映画保存センター
上映作品:
「ハローCQ」(第1話、27分、1964年、東京12チャンネル)
東京12チャンネルの開局に協力した岩波映画製作所が手掛けた豪華スタッフの少年向け科学ドラマ。
製作:藤瀬季彦
脚本:やなせたかし
監督:羽仁進
撮影:西山東男
出演:伊藤敏孝、荒木一郎、蜷川幸雄、柳家小せん
音楽:いずみたく
歌:石田あゆみ
「わが輩はニッポン人-十七条憲法は何語か?」(第16話 、24分、1976年、朝日放送)
元祖デタラメ語のタレント藤村有弘が十七条憲法をめぐり日本語が多文化から生まれていることを紹介。
製作:鈴木昭典
監督:時枝俊江
撮影:三角善四郎
解説:小山田宗徳
出演:藤村有弘