文化庁映画賞を受賞!

記録映画アーカイブ・プロジェクトから生まれた映画「夢と憂鬱〜吉野馨治と岩波映画」が、平成23年度文化庁映画賞の文化記録映画優秀賞を受賞しました。

文化庁映画賞は、日本の映画芸術の向上とその発展を目的に、優れたドキュメンタリー映画を表彰するというもので、平成15年度から実施されています。優秀賞は大賞に次ぐ準グランプリの扱いです。

今回の受賞理由は次のように説明されています。「記録映画保存センターが集めた資料を活用し、同センターと東京大学が共同製作した。優れた作品を残し、1998年に半世紀に及ぶ歴史の幕を閉じた岩波映画。その創設者吉野馨治と岩波映画の歩みを、資料映像と関係者の証言でたどる。理想と情熱にあふれた出発点、そこから輩出したキラ星のような人材。時代を映す作品群。そして科学を信奉しながら、スモンという病に侵された吉野の運命の皮肉。記録映画を切り口に、現代史の一側面を描き出した」(文化庁報道発表より)

受賞を記念して、第24回東京国際映画祭(文化庁映画週間)で特別上映が行われます。2011年10月23日(日)10時50分より。会場はシネマート六本木(スクリーン1)です。まだご覧になっていない方、この機会にぜひ足をお運びください。

第24回東京国際映画祭のウェブサイトはこちら
http://2011.tiff-jp.net/ja/lineup/works.php?id=227

映画作りに協力してくださったみなさんに感謝するとともに、今回の思わぬご褒美を励みにして、記録映画アーカイブの活動をさらに盛り上げていきたいと思います。

yume2