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「シャボン玉ホリデー」視聴レポ

作者: Nakayama Yuki | 2017年12月22日Posted in: テレビアーカイブ

2017年12月8日(金)、東京大学本郷キャンパスのダイワ・ユビキタスホールにて、テレビ・アーカイブプロジェクト第22回「みんなでテレビを見る会」が開催されました。

今回は「テレビで笑おうピーナッツ!〜『シャボン玉ホリデー』と初期バラエティ番組〜」と題して、「シャボン玉ホリデー」(日本テレビ、1961-72)を取り上げました。ゲストにはこの番組の放送作家の一人であった奥山コーシンさんをお迎えしました。

初期バラエティといえば、「光子の窓」や「夢であいましょう」などもありますが、最も長く11年も続いたのが「シャボン玉ホリデー」でした。この番組はその長い放送期間の中で、多くのギャグや流行語やスターたちを作り出しました。また当時まだ新しかったカラー放送をいち早く取り入れたり、昭和のテレビを作り上げた名制作者が関わっていたりと、現在のテレビの礎を作った番組の一つでした。

今回は、現存する数少ない番組の中から2本、1964年8月23日放送の第169回「楽器で遊ぼうピーナッツ」と1966年3月6日放送の第249回「コントは楽しピーナッツ」を上映しました。

上映後は、テレビの初仕事としてこの番組に携わった放送作家の奥山コーシンさんに、当時の制作現場の様子について伺いました。すでに人気番組として確立していた「シャボン玉ホリデー」に途中参加した感想や、今では珍しい歌やコントもある番組の制作の裏側などについてお聞きすることができました。

また、会場には青島幸男さんの弟子で同じく放送作家の河野洋さん、音効を担当していた高田暢也さんなどもお越し下さり、トークにも参加してくださいました。奥山さんを筆頭に3人が当時の思い出話を語り合うような形で面白いエピソードを聞くことができました。

「シャボン玉ホリデー」といえばクレイジーキャッツの植木等の「お呼びでない」というギャグが有名ですが、その誕生秘話が実は諸説あるという驚きのエピソードなども数多く紹介されました。

会場には番組をリアルタイムで観ていた当時のファンや、テレビ関係者、初めて「シャボン玉ホリデー」を見た若い学生など、多くの方にご来場頂きました。笑い溢れる中で初期バラエティ番組の特徴、音楽やアメリカ文化との深いつながり、現在のバラエティ番組との違いなどについて議論することができ、充実した会になりました。

「みんなでテレビを見る会」では、今後も様々なジャンルの番組を紹介するだけでなく、その番組の制作者と研究者が語り合える機会を積極的に設けていきます。今後ともみんテレをどうぞよろしくお願いします。