こんにちは!博士課程の柳です。去る10月20日(月)、虎ノ門ヒルズのTOKYO NODEで開催された虎ノ門広告祭に行ってきました。10月17日(金)〜24日(金)の8日間にわたって開催されていたのですが、私は都合が合わず、なんとか合間を縫って1日だけでも…!と、ワンデーパスで参加しました。「広告祭」といっても、いわゆる贈賞式のような“式典”ではなく、広告にまつわるさまざまなイベントが集まったお祭りのような“祝典”でした。

1日のあいだにも複数のセッションが同時並行で行われていましたが、私はその中から4つのセッションに参加しました。どれも刺激的で、貴重なお話をたくさん聞くことができました。

特に印象に残っているのは、澤本嘉光さんの「CM一気見シアター」です。私は修論で白戸家の研究をしていたこともあり、自称「澤本ファン」ですが、いまでは視聴困難な澤本さんが手がけた初期のCMも上映され、制作者自身の解説付きといった体験はとても興味深い時間でした。改めて、みんなでCMを「鑑賞する」という体験がこんなにも楽しいんだ!と感じました。
最後に参加した福部さんと榎本さんのトークセッションは、整理券が配布されるほどの大盛況でした。予定していた時間を大幅に超える長時間のトークでしたが、それを感じさせない面白い内容でもっと聴きたい!と思うほどでした。
会場の一角では「あ、この言葉、気にになる展」も開催されており、そこにも立ち寄ることができました。時代を彩った広告の名コピーがずらりと並び、コピーの世界の奥深さを改めて実感しました。ちなみに、展示の中で私が一番気に入ったのはこのコピーです。(最近の人生のモットーが「軽く生きる」なので笑)


今年が初開催ということもあり、今後に向けて改善してほしい点もいくつかありましたが、きっと来年も開催されるとのことなので、これからの発展が楽しみです。虎ノ門広告祭をきっかけに、「広告って面白い、楽しい!」がもっと広がっていくことを願っています。