今回のフィールドレビューは、松山が担当いたします。私が修士課程の頃より関わってきた「建築の際」プロジェクトが、この度、書籍化されることとなりました。
吉見俊哉監修、南後由和編(2015)『建築の際――東京大学情報学環連続シンポジウムの記録』平凡社
「建築の際」とは、2008年の福武ホールの完成を記念して立ちあがった連続トークイベントのことです。各回、大学院生の企画・司会で、建築家、情報学環の先生、専門家による鼎談が行われました。テーマは、アジア、振舞、映画、音楽、数学、生命、アーカイヴなど多岐にわたります。
今回の書籍化では、これらのシンポジウムの記録とともに、各テーマのキーワードやブックガイド、建築家への事後インタビュー、小論などが収められています。私は主に第1章と巻末の小論を担当しました。
なんだか宣伝のようなフィールドレビューになってしまい恐縮ですが、もしご興味があれば、手に取っていただければ幸いです!