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放送ライブラリーに行ってきました!

作者: Arai Shun | 2017年10月18日Posted in: テレビアーカイブ

今回は荒井が授業の一環で訪れた放送ライブラリーについてレポートします。学際情報学府ではA1A2学期に丹羽先生が担当教員を務める「社会情報学研究法Ⅰ」という授業を開講しています。今期は、放送アーカイブにある番組を用いて実習形式の授業を行っています。その手始めに、放送法の指定を受けた日本唯一の放送アーカイブである放送ライブラリーを訪れることになりました。

早速ですが、放送ライブラリーの外観はこんな感じです。この建物の8階と9階が放送ライブラリーのフロアになっています。みなとみらい線の日本大通り駅に直結していて、歩いて数分のところに山下公園や県庁などがあり、立地は抜群によいです。

こちらがエントランスになります。

まず見学の始めに、放送ライブラリーの沿革や事業内容の説明をしていただきました。放送ライブラリーにはテレビ番組約23000本、ラジオ番組約4800本が収蔵されており、そのうち実に約20000本が公開されているそうで、簡単な手続きを踏めばこれらの番組に自由にアクセスすることが出来ます。

次に、一般利用者の視聴の仕方に関する説明や、普段入ることが出来ないバックヤードに案内してもらい放送ライブラリーの運営には欠かせないサーバー等の設備や番組収集の仕組みなどの説明をしていただきました。

平日にもかかわらず一般の方もたくさん利用していました。

こちらが放送ライブラリーを支えるサーバーです。思いの外コンパクトです。

一般視聴スペースの他にも放送ライブラリーには研究者専用のブースがあり、事前に予約すれば一日中使用することが出来ます。

最後に受講生からの質問を受け付けて、各々のグループに分かれて番組視聴を始めたところで解散となりました。

本や雑誌などの印刷メディアの収集・保存は国立国会図書館を中心とする図書館システムが整備されていて、全国のどの地域でも利便性が比較的よく一般市民にとってアクセスのよいものとなっています。一方で、放送番組は一部の図書館には配信されているとはいえ、基本的には横浜まで来なくては観ることは出来ず、まだまだこれからという段階です。今回、横浜まで片道1時間以上かけて訪れた見学会で、これらの現状をまさに実感することができました。

研究者としては資料が整備されていなければ研究は出来ませんし、アーカイブとしても所蔵する資料の価値を世に示さなければならず、両者はいわば運命共同体です。ですので、私たちのような研究者は放送番組の資料価値をきちんと提示することで、これからの放送アーカイブの発展を後押しすることが必要なのだと思います。まずは、この実習で面白い成果を残せるよう頑張りたいと思います。

ぜひ皆さんもみなとみらいをデートする際には桜木町の映画館ではなく放送ライブラリーにお立ち寄りください...!

(放送ライブラリー近くの公園からの景色。これからこの景色に慰められる機会が増えそうです...。)