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日本のLGBTQIAA文化に接して

作者: NAKAYAMA YUKI | 2017年9月25日Posted in: フィールドレビュー

今回のフィールドレビューは、国際研修員の中山裕貴がお届けします。博論はバラエティ番組を研究テーマにしていますが、研究者としてジェンダーやクイア研究にも興味を持っているので、東京に滞在している間は様々なイベントに参加するようにしています。

参加者の個人情報を載せれないので写真はありませんが、今までにもジェンダーフリーのパーティー、新宿にある老舗のドラグクィーンのパフォーマンスイベントを定期的に行なっているバーや、女装・男装カフェなど、様々な日本のLGBTQIAA文化に接しています。

LGBTは日本でも認知度が上がった言葉だと思いますが、アメリカではLGBTQIAAやLGBT+という表記をすることが最近は増えました。その理由はセクシャリティーの幅やグラデーションはレズビアン・ゲイ・バイセクシャル・トランスジェンダーだけではないからです。Qはクイア(Queer)で、Iはインターセックス(Intersex)、Aはアセクシャル(Asexual)、そして最後のAはアライ(Ally)と頭文字が足されていっています。

5月7日は日本での最大のLGBT+イベント、東京レインボープライド2017に参加してきました。私はプライド・パレードにも参加しました。パレードには、知り合いが活動している、日本に住む外国人のためのメンタル・ヘルス・ホットラインを運営するNPO<TELL>の一員として参加しました。パレードのルート上にはTRPのスポンサーをしている企業の支店やオフィスもあり、パレードが通る時にレインボーの旗を振りながらパレード参加者に手を振ってくれました。

 

日本ではまだまだLGBT+への偏見がありますが、TRPの会場では様々な企業や国や組織がブースを出していて、日本に確実に存在してきた、そして存在し続けていくLGBT+文化の歴史・今・そして未来を感じれるイベントだと思いました。LGBT+文化に精通している人もしていない人も楽しめるお祭りでした。私が特に驚いたのは色々な国や国レベルの組織(EU)などがLGBT+向けの観光パンフレットやイベントの主催の告知などをしていました。LGBT+は企業や観光組織が客層として意識しているのがブースなどを見ていてわかりました。

大手企業の主催しているブースでは豪華な景品やサービスが提供されていました。資生堂では無料でプロのメイクを体験できたり、Tenga社の行なっていた射的の景品はローションや最新モデルのTENGAでした。残念ながら私はTengaを当てることはできませんでした。

その他にも、ジェンダーレスな洋服ブランドマダムエムや、AKTAという新宿二丁目にあるセクシャル・ヘルス情報センターや、90年代から大阪で同性愛についてイベントを主催してきたG−FRONT関西など、様々なグループのブースがありました。

会場内のメインステージでは、日本初のFTMトランスジェンダーのアイドルグループのSecret Guyzや大トリを飾った中島美嘉のライブなどがありました。とても楽しかったです。多様な社会は皆で楽しく作るものだと再確認する時間でした。