テレビアーカイブ
日本でテレビ放送が始まって半世紀以上が経ちました。ドキュメンタリーやドラマ、ニュースやスポーツ、バラエティや歌番組、アニメやCMなど、これまでに膨大な数のテレビ番組が制作・放送されてきました。これらの番組はテレビ史の貴重な記録であると同時に、時代を映し出す鏡でもあります。
テレビアーカイブ・プロジェクトは、アーカイブに保存されたこれらのテレビ番組を改めて見直し、テレビの歴史を様々な角度から検証することを目的としています。放送局や各種アーカイブ、ライブラリーや博物館と連携しながら、テレビアーカイブを用いた多様な研究・教育の可能性を探っていきます。
具体的には、①テレビアーカイブの横断的なネットワークの形成、②テレビ番組を用いた様々な研究・教育の実践、③シンポジウムや特集上映会による成果の発信と公開、などに取り組んでいきます。これらの活動を通じて、テレビ番組がもつ多様な可能性を引き出し、新たなテレビ研究の創造・発信拠点を作り出していきます。
サブプロジェクト
・ みんなでテレビを見る会
(2011年度-継続中)
・ テレビアーカイブを活用したジャーナリスト教育
(2018-2020年度、TBSとの共同研究)
・ NNNドキュメントのデジタルアーカイブ化とその利活用
(2018年度、放送文化基金研究助成、研究代表者:丹羽美之)
・「脚本クロニクル」サイト構築とその教育活用および国際発信
(2017-2020年度、科学研究費助成事業(基盤B)、研究代表者:藤田真文/法政大学)
・ テレビアーカイブに見る戦後日本イメージの形成と変容
(2014-2017年度、科学研究費助成事業(基盤B)、研究代表者:丹羽美之)
・ 放送ライブラリー公開番組の教育活用プロジェクト
(2014年度、放送番組センターとの共同研究)
・ NNNドキュメントで見る現代日本
(2013-2014年度、NNNドキュメントとの共同研究)
・ 脚本アーカイブズ教育活用研究会
(2013年度、日本脚本アーカイブズ推進コンソーシアム)
・ テレビ文化アーカイブズの構築ーテレビ番組研究・テレビCM分析を統合する視点の探求
(2012-2015年度、科学研究費助成事業(基盤B)、研究代表者:石田佐恵子/大阪市立大学)
・ NII研究用テレビジョン放送アーカイブを用いた東日本大震災の社会的影響の学術的分析
(2011-2012年度、国立情報学研究所との共同研究)
・ 映像アーカイブのワークショップ型活用法の開発
(2011年度、川崎市市民ミュージアムとの共同研究)
・ アーカイブを用いたテレビ・ドキュメンタリー史研究
(2009-2010年度、NHK放送文化研究所との共同研究)
テレビアーカイブ関連施設・サイト(国内)
・ NHKアーカイブス(NHKクロニクル、学術利用トライアル)
・ 放送ライブラリー
・ 日本民間放送連盟
・ 川崎市市民ミュージアム
・ 日本脚本アーカイブズ推進コンソーシアム(脚本データベース)
・ 早稲田大学演劇博物館
・ テレビドラマデータベース
・ アドミュージアム東京
・ 20世紀のテレビCMデータベース
・ 萬年社コレクション
・ 国立情報学研究所(NII)
・ 国立国会図書館
テレビアーカイブ関連施設・サイト(海外)
・ BBCテレビアーカイブ
・ イギリス映画協会(BFI)
・ フランス国立視聴覚研究所(INA)
・ ペイリーセンター
・ UCLA映画テレビアーカイブ
・ ヴァンダービルト大学テレビニュースアーカイブ
・ TV News Search & Borrow(インターネット・アーカイブ)
・ 韓国映像資料院