修士課程


陳京雅(JIN KYOUNG A)

韓国からの留学生です。学部時代は言論情報学と美学を専攻していました。日本のマスメディアにおけるセクシュアル・マイノリティの表象について関心を持っています。修士課程では特にマツコ・デラックスに注目し、そのキャラクターが「他者」として再現される側面と、従来のジェンダー秩序を攪乱する側面との両方を見ていきたいです。


久野美菜子(KUNO MINAKO)

私は映像メディアと報道、とりわけ調査報道に強い関心を持っています。近年、調査報道は経済的不合理や権力との衝突をさけるために縮小しつつあると言われていますが、その一方で海外では新たな調査報道の担い手として非営利メディアが台頭しつつ有ります。日本における非営利メディアによる調査報道の今後の可能性に関して、メディアの持つ経済的、機能的性質を分析し研究していきたいと考えています。


荒井俊(ARAI SHUN)

学部のゼミでは哲学を学んでいましたが、人文社会科学一般が社会とどう関わってきたか、あるいはどう関わっていくのかということに関心が移り、大学院ではその問いに基づき、両者の媒介たるメディアに対象を絞って研究を進めています。科学技術社会論や個別のディシプリンでなされている学問と社会との関わりに関する議論などを参照しつつ、一方でテレビ番組における「教養番組」という様式をその実践の一つの場として評価できないかと考えています。 


武田尚子(TAKEDA SHOKO)

民主主義のプロセスを支えるメディアの公共的役割について関心をもっています。わたしたち市民が主体的に政策決定にかかわっていくために、メディアの伝える情報は欠かせません。特に選挙報道では、何が、どれだけ、どのような切り口で伝えられるかは世論形成や投票行動に大きく影響します。わたしは特定の選挙や具体的争点についてのテレビ報道に焦点を当てながら、市民に十分な判断材料を提供しているか、という観点から報道の在り方を中心に研究を進めたいと考えています。


高閑者郁佳(TAKAGAWA FUMIKA )

学部時代は情報処理分野を学んでいましたが、修士課程では漫画や似顔絵について研究したいと考えています。具体的な方法は検討中ですが、特に関心のある対象として、昭和から現代までのナンセンス・風刺漫画や、漫画集団を中心に進めていきたいと思います。


劉凌子(LIU LINGZI)

「絵」というメディアについて関心を持っています。芸術品としての絵以外に、「名所図会」「挿絵」「絵葉書」「ポスター」など様々な絵が存在しています。文字ではなく、絵というメディアにしか表せないものがあると考えています。直観的でわかりやすい絵は忠実に歴史事件や行事を記録できる史料となる一方、国家宣伝の手段としても使われてきました。今はその両者の間にある転換期の明治大正期の画報誌を対象として研究を進めたいと思っています。


矢野祐佳(YANO YUUKA)

広島・長崎への原爆投下を扱ったテレビ・ドキュメンタリーが、現代社会で平和について考える上でどのような役割を果たせるのかに関心があります。原爆投下から70年以上が経過し、記憶の風化が危惧されて久しいですが、何十年にもわたって原爆投下を扱ってきたテレビ・ドキュメンタリーの内容を分析することで可能性を見いだせればと考えています。


宮原大輝(MIYABARA DAIKI)

テレビ研究には様々なものがありますが、ドラマやニュースやドキュメンタリーと比べて、バラエティー番組を対象にしたものはあまり多くありません。しかし、今でもテレビでは数多くのバラエティー番組が放送されており、テレビ研究を行う上で、このような現状から目を背けることはできません。以上のような問題意識を持ちながら、バラエティー番組と社会の関係性を文化社会学などの視点から分析していきたいと考えています。 


坂本かがり(SAKAMOTO KAGARI)

若者の社会的なものに対する意識とメディアの関係について文化社会学という観点から研究したいです。特に、テレビ・ドキュメンタリーがそれらへ有効なアプローチとなるのではないかと考えています。その他にも、ポップカルチャーやメディア文化などたくさんのことを考察していきたいです。


柳志旼(YOO JIMMINE)

テレビCMと社会の関係について興味を持っています。テレビCMが社会をどう描いているのか、特に時間の経過とともにCMが描いている社会表象がどう変わっているのかを実例を見ながら研究していきたいと思います。修士課程では長い間放映され続けているソフトバンクの白戸家シリーズを中心に、CMの中での家族像や女性像の変化などを見ていきたいと考えています。


祝瑞(ZHU RUI)

アメリカのニューヨーク大学を卒業後、本研究室の一員になりました。日本のテレビ産業にながらく関心を持っており、現在はワイドショーの内容分析に取り組んでいます。具体的には、ワイドショーが女性と政治をどのように関連づけているのかについて、ジャーナリズム、政治学とジェンダー論に関する知識を併用しながら研究しています。